SNSで大人気の絶品ケーキ7点
フワッと軽いキャラメルポワール(税別440円)です。
外側がちょっとほろ苦いキャラメルムース。中には洋梨のコンポートが入った洋梨のムースという贅沢な構成で、パリの修行先で習った「思い出のレシピ」を再現したケーキとのこと。
キャラメルのフワッとした滑らかな舌触りと、洋梨のムースの相性が抜群。全体に甘さ控えめで、1口食べたらパクパクと止まらなくなりました。口に入れた時のスッとほどける感じが素晴らしくて、私は3個ぐらい一気に食べたかったですね…
完成度が高いと評判のサバラン(税別450円)です。
ブリオッシュにはラム酒がたっぷりと染み込んでジュワジュワ、シャンティは甘さ控えめだけどコク深い味わい。めっちゃ美味しい…
最初の1口は「ぅーん」という声が出るぐらい、食べた時のバランス(味加減)が完璧で、世界レベルの技術の凄さを、そのまま舌で感じた気がしました。
人気のトロアショコラ(税別450円)です。
トロアとはフランス語で3という意味で、ホワイトチョコ、チョコムース、チョコスポンジの3つを組み合わせたケーキです。
ホワイトチョコは少し甘め、トロトロでちょっと焦がし風味のチョコムースと相性がよく、フォークで厚めのホワイトチョコをググッと押し切って口に入れます。
ミルキーなチョコスポンジは2層。洋酒がほんのりと香る底のビスキュイが全体の味を引き立たせて、少し食べにくいですが、とっても美味しかったです。
大人気のフレジエ(税別500円)です。形がクラシカルで、食べる前から美味しそう。
アーモンド風味のスポンジはシットリして、キルシュ(さくらんぼの蒸留酒)の香りが素晴らしいです。中に挟んだクレーム・ムースリーヌ(カスタード+バタークリーム)はかなり濃厚で、こちらもガツンとキルシュが効いて完全な大人味。
甘酸っぱく新鮮な苺とのコラボレーションも素晴らしく、全体的に甘さ控えめだからパクパク食べられる美味しさでした。
お店の定番と言われているフォレノワール(税別450円)です。
上のチョコムースはモッタリとしているかと思ったら、めっちゃ軽くて、口の中でスッと無くなるぐらい軽い感じ。下のビターなチョコスポンジやバニラムースも超フワフワで、間に挟んだキルシュ漬けの甘酸っぱいグリオットチェリーの「存在感」のみが、口の中でグングンと増していきます。
キルシュが強烈に効いてるから食べ終わるとフホーっとします。でもほんと美味しい…
甘さ控えめで、あっという間に食べ終わり、私は追加であと3個ぐらいは一気に行ける感じでした。
よく推されているのサントノーレ(税別520円)です。
上の軽めに仕上げた生クリームはコク深くほぼ無糖で、カラメルソースの焦がし風味が、グンと引き立っている感じ。
その下のカリカリにキャラメリゼされたプチシューの中には、少し甘めのポタポタで濃厚なカスタードクリームがぎっちり。黒いバニラビーンズのツブツブもちゃんとあり、口に入れるとバニラの香りがフワッときます。
土台のパイは香ばしくパリパリで、芳醇なバターの香りが素晴らしく、上のダブルクリームとの相性も抜群。
土台の真ん中にはトロリとしたキャラメルクリームがタップリで、大粒のクラッシュナッツがいいアクセントになって、とっても美味しく頂けました。
人気のモンブラン(税別460円)です。
上のマロンクリームは和栗と仏産の栗をブレンド。栗味が濃厚でめっちゃ滑らかです。中のフワッと軽いシャンティはミルキーで旨みがあり、上のマロンクリームと相性がバッチリ。どちらも甘さ控えめです。
中心付近にはゴロゴロしたマロングラッセ。土台のアーモンド風味のメレンゲはサックサク。その下に濃厚なホワイトチョコのクリームが敷かれ、全体の旨みがグンと上がった感じで、めっちゃ美味しかったです。
このモンブランは洋酒が使われていないので、お酒が苦手な人にもオススメです。
洋酒ケーキがオススメだけどそれ以外もレベルが高い
以上ですが、素材のバランスと洋酒を巧みに使った「フランス洋菓子の真髄」が味わえると思います。もちろんそれ以外のケーキも素晴らしく、価格的にも出来栄えを考えれば、決して高くないでしょう。またTwitterでは↓
#ルププラン
「ショーソンオポム」「マロンパイ」
秋だなぁ。もう口にした瞬間笑顔になる美味しさ。口いっぱいに頬張ると幸せいっぱい。あぁ秋だなぁと。 pic.twitter.com/zoWT4Rd2rH— k-sukehongkong (@ks_honkong) October 27, 2020
ショーソンオポムはフランス版のアップルパイですね。マロンパイも美味しそう…
#デスクでおやつ部 勝手に始めました♪
仕事中にデスクでおやつむしゃむしゃする方、ぜひハッシュタグつけてツイートお願いします♪写真ば #Wボレロさん 、#ルププラン さんの焼き菓子♪ pic.twitter.com/5mbgym0LxQ
— スイーツOL なり (@naripara) June 21, 2019
このマドレーヌとフィナンフェ食べたい… 焼き菓子もかなり人気のようです。
ほかにもフルーツタルトなどが幅広く推され、まさに「隠れた名店」だと思いました。
シックな外観がお洒落、お店の前にイートインあり
ネイビーブルーを基調にしたシックでお洒落な外観です。両サイドには年季の入った2人掛けのウッドテーブルが1つずつ置かれ、イートインになっていました。小さいお子さん用の椅子もあります。
店内は基本撮影禁止ですがショーケースはこんな感じです。季節限定メニューも含め、20種類以上の生ケーキと数種類のホールケーキがズラリ。
ショーケースの上には焼き立てのパンもありました。焼き菓子の種類も多く、店内の棚に所狭しと置いてあります。またイートインはあいにく両方共塞がっていたので、今回はテイクアウトしました。
またイートインでは基本的に飲み物の提供は行っていないそうですが↓
これは素晴らしい!
ただし、いつも提供しているかは不明です。夏は「冷えた麦茶」をサービスして貰えた方もいらっしゃいました。また駐車場はお店の真裏に1台分確保されています。
パティシエの世界最高栄誉に輝いたオーナーシェフ
オーナーシェフは岡本匡生さん。動物の内蔵を触ったり調理するのが苦手だったので、パティシエの道に進まれたという微笑ましいエピソードを持つ方です。
調理学校を卒業後は洋菓子大手の「ユーハイム」に入社し、20歳の時に洋菓子修行のために渡仏。
渡仏後はパリの有名店「ペルティエ」で1年半修行を重ね、帰国後は「ペルティエ」の日本支店でシェフパティシエとして働きながら、知識を深めるために何度もパリと日本を往復したとか。
その後は再度本格的に渡仏し、パリの「ペルティエ」でシェフパティシエとして約6年間みっちりと技を磨きつつ、フランスの有名コンクールにも積極的に挑戦します。
そして何とパティシエの世界最高栄誉とも言われるフランスの「シャルルプルーストコンクール」で優勝(すごい!)、更に「アルパジョンコンクール」でも準優勝の栄誉に輝き凱旋帰国。2003年にこのお店をオープンさせ、現在に至るそうです。
これほどの経歴ならば「日本屈指の腕前を持つ有名パティシエ」と言えるのかも知れません。
でも店構えにそういう権威的な所は一切なく、シェフご自身も「有名になってやろう的な願望」は全く無いようです。
そんな岡本シェフのこだわりは「手作りにこだわり、お客様とのつながりを第一に考えること。それはお店の温かい雰囲気を見てもよく分かります。
これからも緑豊かな聖蹟桜ヶ丘に根ざした地元の人気店として、末長く続いて欲しいお店だと思いました。
店舗の詳細
ル・ププラン 2003年オープン | |
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住所 | 東京都多摩市関戸4-7-8 エフティープラザ1F |
電話番号 | 042-376-0970 予約可 |
営業時間 | 月~土 10:00~19:00、日10:00~18:30 |
定休日 | 水曜日(他、公式HPで告知) |
店舗形態 | 洋菓子専門店 |
価格帯 (1単価) | 生ケーキ:400円~500円台(税込)が主流 |
イートイン | あり 4席 テラス席のみ(飲み物の無料サービスあり) |
駐車場 | あり お店の裏手に一台分、近くの公共駐車場(36台)が30分無料(詳しくは公式HPを参照してください) |
特記事項 | 完全禁煙、子供可、カード不可、店内は撮影禁止ですが、目の前のケーキは問題ないようです。 |
公式HP | ル・ププラン、駐車場について |
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